G1サラブレッドクラブのルヴァンスレーヴのような馬を取りこぼさないように。

今回はG3、第23回ユニコーンステークスを圧巻の強さで勝利し、3歳のダート王と呼ばれているG1サラブレッドクラブ出身のルヴァンスレーブについて、つらつら書きます。

40口からなる、一口馬主はノーザン牧場のサンデーサラブレッド一強と言われてきましたが、最近G1サラブレッドクラブも徐々に力をつけてきています。

このルヴァンスレーヴもまた、G1サラブレッドクラブを今盛り上げている、当クラブで今一番注目されているであろう馬です。

先週のユニコーンステークスまでの戦績は5戦4勝(2着1回)の強さで、5戦走って4戦もスタートに出遅れていますが、最後の直線は他馬を置き去りにして圧勝しています。

そして、ルヴァンスレーヴは現在獲得賞金9,580万円。(2018年6月21日現在)5戦4勝、うちGIII1勝、指定交流GI(地方)1勝となっています。

当時一口価格60万円でしたが、396%の回収率で既にデビューから1年で一口賞金230万円(控除前。控除後は現時点で150万円ほどのバック)あります。(馬主DB調べ

今後こういった名馬に出会えるよう、取りこぼさないようにルヴァンスレーブの募集時の写真や血統から、出資者目線で当馬の強さに迫りたいと思います。

まずはこちらの写真を。

マエストラーレの15。1歳時のルヴァンスレーヴの写真です。

当時のルヴァンスレーヴ(募集時マエストラーレの15)は1月26日で早生まれということもあり、既に体重は424kgはありました。

2歳のデビュー戦は486kg、それ以降勝利したレースはこの付近の体重をキープしているため、募集時よりも60キロほど増えたことになります。

馬体重は種牡馬や産駒によって理想体重は変わってきますが、せめて450以上、490kgぐらいまでの間が理想と思える私としてはいい成長を遂げたんだなと感じています。

血統の観点から見ても父はダート、芝両方の短中距離タイプの産駒を出す、シンボリクリスエス。

母父はDサンデー系(ダート適性のサンデーサイレンス系)のネオユニヴァースです。

ルヴァンスレーヴの母、マエストラーレはダート馬であったことから、教科書通りの血統で教科書通りの仔が誕生したことになります。

ポイントはロベルトの3x5のインブリード15.63%です。Hail to Reasonから派生する、ロベルト系はスタミナと馬力を仔に伝えると言われています。

そしてそのスタミナと馬力を受け継ぎ、それに加え、スピードの持続力をプラスさせ、誕生した子孫がシンボリクリスエスです。

つまり、ルヴァンスレーヴは十分な馬力とスタミナ、父(シンボリクリスエス)から受け継ぐスピードの持続力を兼ね合わせた超パワー型サラブレッドです。

また、血統の他にも募集時の写真から見ても脚が短く、低方形のところがマイラー素質であることが伺えますが、尻高でもないところが、短距離に限らず中距離まで行けるところ、また繋ぎのしなやかなところから、個人的に芝でももしかしたら走れるのではないかと思います。

見た目はコンパクトでとても綺麗に見えますし、男前ですね。これだけでも選択の余地はあります。

しかも馬名の由来はフランス語で風立ちぬ。。。なんともおしゃれ。

で、私がこの馬を選んでたか、どうかと言われたら、選んでません!

完全に取りこぼすでしょう。まず、ダート適性という時点でクラシック路線を夢見てしまう、私のような素人にはダート馬を選ぶ選択肢から外れしてまうからです。

しかし厩舎は萩原清氏なので、重賞もコンスタントに獲得している点では厩舎に関しては問題なかったでしょう。

また、ルヴァンスレーヴは母マエストラーレの2番仔である点はプラスです。母の若さやタイミングなどで、2番仔が一番いいとされています。

1番目の仔はデビューすることは叶いませんでしたが、厩舎も同じ萩原氏でルヴァンスレーヴに掛ける想いは人知れずあったかと思います。

今回、ルヴァンスレーヴの活躍で色々と気づかしてくれることがありました。

ダートも強ければ地方の交流GIなどにも出れて、選択の幅は意外に芝よりも広いということです。

現に、ルヴァンスレーヴが獲得した、全日本2歳優駿は地方のGIに当たるレースです。今後ルヴァンスレーヴが帝王賞、さらには賞金11億円のドバイワールドカップに駒を進めると思うと、出資者としてはすごい夢がありますね。

また、コンパクトで男前で綺麗な体をした当馬を普通に素直に選ぶことができるかどうか、というのも私個人の今後の課題になりそうです。(それが難しいですが)

ルヴァンスレーヴはG1サラブレッドクラブ出身だということもあり、より注目して見ていましたが、ダートの楽しさと、出資の考えを改めさせてくれた、馬となりました。

 

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