社台系の2019年予定馬リストがいち早くメンバー会員のお知らせにて発表がありました。
今年新種牡馬のモーリス産駒から40口募集馬を中心に評価していきたいと思います。
社台レーシング募集馬
マスクオフの18 牡
社台ファーム生産。
母父ディープインパクト。母マスクオフは5戦して、1勝であるが、全て3着以上の上位着順。
怪我のため引退してしまったが母の能力はあり。
ただ、マスクオフの17は怪我で募集停止。
今回は2番仔。
サンデーサイレンス 4 x 3 Lyphard 5 x 5 x 5のクロスは中々の濃い血統。
フェイブルネージュの18 牝
社台ファーム生産。
母父はディープインパクト、母系の父には96年にジャパンC勝ちの愛国馬のサドラーウェルズ系シングスピール。モーリスとの血統とは抜群に相性がいい。
サンデーサイレンス 4 x 3 Halo 5 x 4 x 5 Glorious Song、Devil’s Bag 4 x 5 Sadler’s Wells 4 x 5 Lyphard 5 x 5やたらクロスが多いのはどう出るか。
フェイブルネージュ自体は500万下クラスを行ったり来たりしていたが、割と上位着順も多い。
今回モーリスとの配合の仔が初産駒。
レッドオーヴァルの18 牝
社台ファーム生産。
レッドと言えば、東京サラブレッドクラブの冠名。今回は社台クラブでの募集。
母父はディープインパクト母父にミスプロ系コートアウト。
レッドオーヴァルは東京サラブレッドクラブとして活躍。
オープンクラスで重賞の勝ち鞍が無いものの、短距離G1に数多く参戦。
桜花賞2着、スプリンターズS3着の実績がある。
こういう母の仔が一番走ったりする。
今回が2番仔で、1番仔は父エピファネイアのレッドデュランでまだ競争実績はなし。
ラルシュドールの18 牡
白老ファーム生産
ラルシュドールは19戦3勝の500万下クラス。
母父シンボリクリスエス。母母父はサンデーサイレンス。
サンデーサイレンス 4 x 3 Roberto 5 x 4 Hail to Reason 5 x 5 ノーザンテースト 5 x 5こちらもクロスが豊富。
これまでの産駒は3頭。初仔のアルクス(父ハービンジャー)は新馬勝ちをしている。
2番仔ラルシュドールの17は募集を中止している。
サンデーサラブレッドクラブ 募集馬
アドマイヤセプターの18 牡
ノーザンファーム生産。
アドマイヤセプターは27戦5勝の1600万下クラス勝ち馬であるが、獲得賞金は1億越え。
母父はキングカメハメハ 。母系はアドマイヤグルーヴにエアグルーヴと、名牝系の血が並ぶ。そして重賞勝ちこそは無いものの、上位着順が複数回ある。
なんと言っても全弟に今回の新種牡馬の一頭である、ドゥラメンテがいる。
この産駒の血はモーリス×ドゥラメンテと同等である。
2番仔スカイグルーヴ(アドマイヤセプターの17、父エピファネイア)も高評価でクラシックを狙っているとのこと。
この血筋は牡馬と牝馬1頭づつ名馬を産んでいる。
募集馬もサンデーサラブレッドクラブ とあって人気必須。
アロマティコの18 牡
ノーザンファーム生産。
アロマティコは27戦6勝のオープン馬。重賞勝ちは無いが秋華賞3着、エリザベス女王杯2着の実績をもつ。
母父キングカメハメハ 、母系はサンデーサイレンス。
血筋はとてもいい。
今回は3頭目の産駒で仔の実績はあまり無いが、母の成績、血統と激走する要素は揃っている。
ブエナビスタの18 牡
ノーザンファーム生産。
母父スペシャルウィーク。母母は名牝ビワハイジ。
ブエナビスタは牝馬3冠を逃したものの、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ、牝馬2冠、古馬クラシックでも2着複数回の実績がある、サンデー募集馬の中でも5本の指に入る、高配当バックを生み出した、名牝。
ブエナビスタの17 牡(父キングカメハ)は400万円での募集であったほど、血統的期待値も高い馬であったが、1歳の冬に怪我により募集停止。
これまでの産駒は牝馬が続いたが、これといって、母とおばあちゃんほどの成績を残した馬はまだいない。
母馬が名牝過ぎると逆に現役時代の過酷なローテーションの影響でしばらくは満足な仔が埋めないという説があるとも言われている。
今回も募集値段は牡馬もあって高くなりそうだが、これまでの産駒の成績を鑑みても高い投資である。
マジックタイムの18 牡
ノーザンファーム生産
母父ハーツクライ。母系はブライアンズタイム系。
マジックタイムは23戦6勝。主な勝ち鞍はダービー卿チャレンジ(G3)。この他にも重賞の上位着順を連発している。獲得賞金2億越え。
2歳から活躍し、引退の6歳までコンスタントに走っており、早熟、晩成もない。
マジックタイムは当時募集価格が一口40万円だったのだからなんとも出資家孝行の馬でした。
そして今回のモーリスとの仔が初仔。
期待できる一頭ではある。
インナーアージの18 牝
ノーザンファーム生産。
母父ディープインパクト、母母は2015年オークス勝ち馬ミッキークイーンを産んだ、ミュージカルウェイ。
インナーアージは21戦4勝の1600万下クラス勝ち馬。獲得賞金7000万越え。
1600万クラスも走っているのだから決して弱く無い馬である。
しかし、これまでのモーリスの配合馬に比べたら控えめな印象。
それだけ今年のモーリスはむちゃくちゃいい牝馬を揃えている。
今回2番仔。1番仔はアージオン(父ロードカナロア)。
ノーザンダンサー5×5のクロス。
ジェンティルドンナの18 牝
母父ディープインパクト。
ジェンティルドンナは牝馬3冠、ジャパンカップ連覇の超名牝。
一口馬主出資馬の中でも現在ナンバー1の配当バックの実績を持つ馬である。(配当金約4000万)
今回が3番目の仔だが、これまで値段に見合った実績馬はいなく、今の所ブエナビスタと同じく、期待通りの産駒はまだいない状態である。
しかしいつか化けるかもしれない。
ドナウブルーの18 牝
ドナウブルーはジェンティルドンナの全姉。種牡馬でいう、ディープインパクトの兄、ブラックタイドのような関係。
ドナウブルーはジェンティルドンナのような爆発的な激走は無かったものの、23戦5勝、重賞勝ち馬で獲得賞金も2億5000万を超える。
産駒もイシュトヴァーンがダートで開花(父ルーラーシップ)。
今の所、妹のジェンティルドンナよりも産駒の成績がいい。
当馬も同じく血統はいいので後は実際の馬を見て惚れるかどうかでもある。(後調教師も大事)
モルガナイトの18 牝
ノーザンファーム生産。
10戦4勝の1000万下クラスだが、怪我により早い時期に引退。実績、素質は十分な馬である。
母父アグネスデジタル。母系はサンデーサイレンス系。
6頭目の産駒。これまでのモーリスとの配合馬の中では高齢の方ではある。
産駒に東京新聞杯G3勝ち馬のブラックスピネルがいる。
他の産駒も芝、ダート両方の産駒が出ており、勝ち上がり率も高い。
ラルナデミエルの18 牝
白老ファーム生産。
ラルナデミエルは独馬。芝の重賞G3勝ち馬。母父Monsun。
これまで5頭の産駒がいるが、ダートに偏っており目立った勝ち馬はいない。
モーリスの仔が欲しく、これを1番希望にしたらあまりライバルは少なそうだ。
G1レーシング 募集馬
イングリッドの18 牡
追分ファーム生産。
母父ディープインパクト。
イングリッドは4戦3勝の500万下クラス。フェアリーSは14着。早めに引退してしまったが成績から見ればかなりの素質馬。
自身もマイラーであったためか、産駒もマイラーが多い。
今回4頭の産駒だが、1頭目のキングリットが善戦中(500万下クラス)
モーリスとの配合で芝のマイラー路線にはなりそう。
アンチュラスの18 牝
追分ファーム生産。
母父ディープインパクト。
アンチュラスは22戦2勝の1000万下クラス勝ち馬。募集馬のイングリッドの全妹。
アンチュラスも姉と同様短距離である。
レジネッタの18 牝
生産は追分ファーム。
当馬は13歳での産駒。
レジネッタは28戦4勝の桜花賞馬。獲得賞金2億7,390万円。
これまで7頭の産駒がいるが目立った勝ち馬はいない。
が、母レジネッタが走っているので、アーモンドアイ のように、いきなり走る産駒が登場することもある。
ここまで来ると一種の賭けで投資してみるのもありかもしれない。
レジネット自身も産駒もマイラーが多いので、モーリスとの配合でマイラーは確定的か。
トップセラーの18 牡
ノーザンファーム生産。
母父スペシャルウィーク。
トップセラーは16戦3勝1000万下の勝ち馬。これまで8頭の産駒がおり、割と高齢での出産。
これまでの産駒に目立った勝ち馬はいないがトップセラーは中距離も走り、母系が欧州型の血統なので距離は十分持ちそうである。
リトルアマポーラの18 牝
白老ファーム生産。
リトルアマポーラはエリザベス女王杯の勝ち馬。22戦5勝の獲得賞金は2億越え。
母父アグネスタキオン。
母系の血統から距離延長もありそうだが、母母に流れる血統からダート代わりもありそうだ。
これまでの産駒に目立った活躍馬はいない。
まとめ
モーリス産駒の募集馬は全18頭。
モーリス産駒はサンデーサラブレッドクラブが買い。血統的に長距離まで持ちそうだ。
そして個人的に社台クラブのレッドオーヴァルの18も期待。
モーリスの配合牝馬は日本で活躍したサンデー系またはキングカメハメハ系が多く、良質な牝馬が揃っている印象。
後は、小耳に挟んだ情報では社台のモーリス産駒は小さめに出ていてサンデーは大きく出ていていいようです。
信じるか信じないかはあなた次第。。
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