社台系2019年予定馬リスト、先駆け評価早見表。ロードカナロア編

社台系の2019年予定馬リストがいち早くメンバー会員のお知らせにて発表がありました。

続いてロードカナロア産駒を評価していきたいと思います。

社台レーシング募集馬

コイウタの18 牡

社台ファーム生産。

母父はサンデー系フジキセキ。

コイウタは2003年生まれの現在16歳と高齢。

現役時代21戦5勝のヴィクトリアマイル(G1)勝ち馬。

コイウタはこれまで7頭の産駒がおり、ロードカナロアとの配合は今回2頭目。(1頭目のデビュー実績なし)

代表産駒は11歳の頃に産んだユラノトと9歳の頃に産んだミッキーラブソング。父はどちらもキングカメハでキンカメ系の配合成績は立証済み。

今回同じキンカメ系であるロードカナロアと配合したことによってより強い競争馬が出ることが期待される。

サザンスターズ 牡

社台ファーム生産。

母父ミスプロ系Smart Strike。

サザンスターズはオークス馬、ソウルスターリングの半姉(父Frankel)

サザンスターズはイギリス馬で成績は4戦1勝。

今回が初産駒。

5歳という若い時に産んだ初仔であるため、小さく出る可能性もある。

ララアの18 牡

社台ファーム生産。

母父Tapit。母系はサドラーズウェルズ系。

ララアは現役時代8戦4勝。G1ダート勝利、芝のリステッド競争も勝利しているオールマイティー。

ロードカナロアとは初配合で今回が8頭目の産駒。

これまでの産駒に重賞勝ち馬はいないものの、長く健康的に走っている馬が多く、コンスタントに勝ち進んでいる。

母親と同じで芝ダート両方でマイラーとして走っている産駒が多い。

ララアは米国血統なのでロードカナロアとの配合でさらなるスピードの底上げが期待できる。

アカンサスの18 牝

社台ファーム生産。

母父フジキセキ 母系はファピアノ系のアンブライドルソング系。

アカンサスは25戦4勝のオープン馬。秋華賞4着の実績があり、マイラーから中距離で活躍した。

獲得賞金は1億を超えている。

これまで4頭の産駒がいるが、まだ目立った産駒はいない。

産駒はこれまで芝の中距離で走っている。

血統的にはダート変わりも有効そうではある。

今回ロードカナロアとの配合は初だが、スピードの底上げが期待できる。母系の血からマイラーから中距離も期待できる。

エミーズパラダイスの18 牝

社台ファーム生産。

母父フサイチコンコルド。 母系はアグネスタキオン系。

エミーズパラダイスは地方デビューの地方出身馬。

産駒は3頭いるがいずれも地方デビュー。

地方オーナーズの募集でも良さそうだが、ロードカナロアとの配合ということで期待値は高くなっている。

結局のところ、走ってみないとわからないが、母父のニジンスキー系母系のPサンデー系とロードカナロアとの配合で芝向きのスタミナ、瞬発力、スピードも兼ね備えた仔が生まれるかもしれない。

マチカネハヤテの18 牝

社台ファーム生産。

母父サクラバクシンオー。 母系にはリファール系。

マチカネハヤテは19戦5勝の1600万下クラスで、主に芝の短距離を主戦場に走った。

これまで8頭の産駒がおり、芝、ダート両方1200mから1600mの距離で試行錯誤している馬が多数。

まだ真価を発揮した産駒はいないが、血統的には当馬は短距離。

優秀な種牡馬ロードカナロアと配合することで操作性の高い芝のスピード馬が生まれることを期待。

ラブリネスオブパリの18 牝

社台ファーム生産。

母父サンデーサイレンス。母母はファビュラスラフィン(ノーザンダンサー系)で秋華賞馬。

ラブリネスオブパリは16戦3勝。4歳500万下クラス。

血統的には中距離まで走りそうだが芝、ダートのマイラー。うち3勝は全てダート。

血統構成はアーモンドアイとほとんど一緒。

しかし母馬(アーモンドアイはフサイチパンドラ)の自力が当馬とは違う。

アーモンドアイと同じような血統構成だからといって飛びつくのは早計。

これまでの産駒は中距離から短距離馬と出ているが配合した種牡馬の特徴が産駒に出ている印象。(目立った産駒はまだいない)

血統的には面白いがこのレベルは後は馬体と調教師が誰かによって期待値がわかるというもの。

カラフルデイズの18 牡

白老ファーム生産。

ロードカナロア産駒の白老ファーム生産は当馬のみ。

母父フジキセキ。母系父はフレンチデピュティ系のクロフネ。

カラフルデイズは30戦4勝のダート馬。

地方、中央で走り、獲得総賞金は1億越え。(中央と地方で約5000万づつ)

今回が2番目の産駒でロードカナロアとの配合は過去に実績が1度あり。

ヘブンリーデイズ 牡は今も現役で12戦1勝。芝の中距離に適性を出し始めている。

今回の産駒も日本の競馬には欲しいままの血統構成を揃えているが、初産駒からは目立った活躍はない。

こちらも実際に馬を見ての判断にはなりそうだ。

サンデーサラブレッドクラブ 募集馬

クレアドールの18 牡

ノーザンファーム生産。

母父はハーツクライ。母系はヌレイエフ系。

クレアドールはダートの短距離からマイラー。

母系のヌレイエフ系がクレアドールに能力として定着した印象。

今回が初産駒。

ロードカナロアとの配合で短距離のスピードダート馬になる可能性はある。

ネオヴィクトリアの18 牡

ノーザンファーム生産。

母父ディープインパクト。母系にはミスプロ系エンドスウィープ。

ネオヴィトリアは22戦2勝の3歳500万下クラス。芝の短距離からマイラー。

血統構成的には申し分ないが、母の適性から芝とダートを走るスプリンターが生まれる可能性はある。

パストフォリアの18 牝

ノーザンファーム生産。

母父シンボリクリスエス。母系はサンデーサイレンス系。

パストフォリアは出遅れ癖があったものの、新馬勝ちして、中々勝てない時期があったが引退直前のレースでは3連勝。これからという時に怪我で引退してしまったが、素質は十分。

直線で並んだ時の勝負根性とスピードの持続力は父シンボリクリスエスの影響か。

今回産駒3頭目でロードカナロアとは初配合。

初産駒はキングカメハとの配合で2戦0勝。3着1回。勝ち上がるのも時間の問題かもしれない。

母の切れるパフォーマンスから見て、血統的に見ても今回の産駒で変わり身が期待できそう。

ハッピーパスの18 牝

ノーザンファーム生産。

母父サンデーサイレンス 。母系はハイペリオン系。

ハッピーパスは25戦5勝。京都牝馬S(G3)勝ち馬。その他に重賞2着、3着複数回と激走。

これまで9頭の産駒がおり、高齢ではあるが、コンスタントに勝ち進んでいる産駒は多い。

今回の産駒は高齢での出産なのが気になるが、血統表では5代までのクロスなし。

こういうタイプが名馬になるパターンはある。

代表馬はチェッキーノ(父キングカメハメハ )。フローラS(G2)勝ち馬。獲得賞金1億越え。

ポルトフィーノの18 牝

ノーザンファーム生産。

母父 クロフネ。母母エアグルーヴ。

ポルトフィーノは9戦3勝。

デビュー、2戦目と1番人気で連勝。3戦目のアーリントンC(G3)は1番人気ながら8着。

桜花賞回避後の1600万クラスのレースで1番人気1着。

エリザベス女王杯では3番人気であったものの、途中棄権。

その後は思うような結果が出ず、脚元の不安により引退したが、素質は十分ある母馬である。

これまでの産駒は6頭。内4頭はディープインパクト産駒。

5頭目はオルフェーヴル産駒。

どの産駒もデビューした馬はコンスタントにいい成績を残している。

優秀な種牡馬と母の良さがきちんと産駒に伝わっている印象がある。

母母エアグルーヴなのも魅力。

ロードカナロアという名馬を数多く輩出している種牡馬との配合ではこの母馬から怪物レベルが生まれても不思議ではない。

今年の産駒は期待したい。

マラムデールの18 牝

ノーザンファーム生産。

母父フレンチデピュティ。 母系はサンデーサイレンス系。

マラムデールは25戦3勝。1000万下クラス勝ち馬。芝の中距離まで走ったが1600mでの成績が良いマイラー。

今回が初産駒。

血統的にかなりのスピード馬が期待できる。距離適性も母母フサイチエアデールの特性も出れば、芝の中距離まで持つかもしれない。

 

G1レーシング 募集馬

ラバヤデールの18 牡

追分ファーム生産。

母父サンデーサイレンス 。

ラバヤデールは24戦3勝。

3歳の500万下クラス勝ちが最高だが、1000万下クラスを2着1回、3着1回を経験している。

ダートG1を総なめした、ゴールドアリュールの1歳年下の全妹。

さらに3歳下の全妹オリエントチャームはマイルCS(G1)勝ち馬であり、皐月賞、大阪杯2着の実績があるペルシアンナイトを産んでいる。

ラバヤデールはこれまでに8頭の産駒がおり、ロードカナロアとは初配合。

血統構成、ヌレイエフ 15.63% 5 x 3 ノーザンダンサー 9.38% 5 x 4のクロスがアーモンドアイと全く一緒である。

ここもどこかで書いたが、アーモンドアイの母フサイチパンドラとラバやデールの自力は違うものがある。

同じ血統構成だからといって必ずとも走るとは言い難いが、ラバヤデールは近親にゴールドアリュール、ペルシアンナイトの母、オリエントチャームがいることを忘れてはならない。

後は馬体や体重次第ではありそうだが、何か期待できそうな血筋である。

ヴァゼムの18 牝

追分ファーム生産。

母父ゼンノロブロイ。

ヴァゼムは2戦0勝。前述した、ラバヤデールの半妹である。当然先ほどのゴールドアリュールとも近親ではるが、ゼンノロブロイとの配合はヴァゼムのみ。

ゼンノロブロイもサンデーサイレンス系の種牡馬であるので、血統構成もラバヤデールとあまり変わらない。

ヴァゼムはこれまでこれまで3頭の産駒がいるが、1頭目(2016年生まれ、父ハービンジャー)はデビューできていない。

母も2戦0勝だったことから体質的な弱さもあるかもしれないが、まだ産駒が少ないので実際の影響はわからない。

母父サンデーサイレンス系の成功パターンがあったのだから、同じサンデー系である母父ゼンノロブロイもどう変わるか期待したいところ。

ディオベルタの18 牝

社台ファーム生産。

母父フジキセキ。母系はカロ系。

ディオベルタは12戦2勝。4歳500万下クラスの芝の中距離馬。

2勝だが、12戦中8戦は2着7回の3着1回。

今回が3頭目の産駒。初産駒はカレンヒップスター(父ショウナンカンプ)
芝の短距離を走り、実力叶わず地方へ移籍している。

ディオベルタ産駒は父(種牡馬)の影響が受けやすい可能性はある。

 

まとめ

今回の募集馬は全クラブ合わせて18頭。

内、社台募集8頭、サンデーサラブレッドクラブ 7頭、G1レーシング 3頭。(40口限定)

去年、今年とアーモンドアイにステルヴィオ、そしてサートゥルナーリアと激走している産駒が多い次期リーディングサイヤー筆頭株のロードカナロア。

出資額は、去年も既にそこそこ高かったが、今年もさらに価格がグッと上がっているだろう。

リーズナブルに出資できたのは去年までかもしれない。

G1レーシングに至っては去年もこんなに少なかったけというほどの頭数。

走ってみるまで分からないのは十分承知しているが、これだけの少頭数でレジェンド級が潜んでいるかは怪しい。(ラバヤデールはもしかしたら。。?)

体質、脚元の弱さに影響が出ないと信じてポルトフィーノの18は馬体、体重、調教師次第で検討したい一頭。

 

 

 

 

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