このブログは一口馬主をやっている私が、2021年のクラブ出身の重賞勝利馬を中心に血統や馬体などあらゆる面を分析して次の出資馬検討に役立てたいと思っている日記になっています。
ちなみに2020年までのクラブ馬重賞勝利総括はこちらになります。こちらはただレースごとの感想とぼやきに留まっています。
先週の京都金杯を勝ったケイデンスコールにつづき、シルクレーシング所属のピクシーナイトが今年のシンザン記念を勝ちました。
シンザン記念は通常開催される京都競馬場が改修工事中で今年は中京競馬場での開催となりました。
ピクシーナイトは新馬戦の中京で勝ち、その後の1勝クラス(阪神)では3着でした。今回の勝利は京都競馬場と中京競馬場では求めれる能力が全く別物ですので、ピクシーナイトは中京巧者で運が向いたという考え方もできますが、結局勝てばいいんです。それだけで出資成功でしょう。
また、ピクシーナイトは私が出資していて命名馬であったヴィディア(父オルフェーヴル、サンデーレーシング募集)の半弟でした。※ピクシーナイトは出資してないです。
ヴィディアはトレーニング中に急逝してしまいましたのでピクシーナイトの活躍には感慨深いものがあります。
ピクシーナイトの血統表はこちら(netkeiba)を参考。
2018年5月14日生まれ。
父モーリス
母ピクシーホロウ 母父キングヘイロー
当馬が3番目の産駒。
母ピクシーホロウは1勝クラス。
母系は4代母米国産馬のA Kiss for Luckまで辿らないとそれほど活躍した馬がいない血統。
それもあり、結構安価な値段募集となっていたのがヴィディア(40万円/40口)。当馬のピクシーナイトも6.4万円/500口と安い部類。
血統表を見ていると当馬の3番仔までノーザンテーストのクロスを意識したような血統構成です。
モーリスとノーザンテーストのクロス、スピードの持続力と長く使える脚が武器でしょうか。(後付け)
ピクシーナイトの当時の募集時写真。
全くヴィディアに似てません。ヴィディアはすっきりした馬体をしていました。
産駒は母よりも父に似るのでしょうか。(ロードカナロア産駒はどれもロードカナロアに似てます)
当馬は前駆もトモも平均的に良く見えます。
他のモーリス産駒と同様に脚が長く、当馬は特に球節から蹄の間の繋ぎが長いのが特徴的です。
私個人からすると繋ぎが長すぎると怪我しないか心配になりそうですが、丈夫そうに見えても怪我する馬はするのでこの辺は何とも言えないですね。
当時の募集コメントでも以下のようにありました。
思わず誕生月を疑ってしまうほどの立派な馬格を誇る一頭です。鮮やかな光沢を放つ薄い皮膚の下には、弾性に優れた良質な筋肉を備えており、代謝の良さと豊富な運動量の賜物である無駄肉の少なさが、綺麗なシルエットを作り上げています。超良血馬が居並ぶ父の初年度産駒の中でもトップクラスと評せる出来映えに、期待は膨らむばかりです。
当馬の募集時の測尺は体高154cm、胸囲173cm、管囲21.6cm、馬体重450キロとあります。5月14日と遅生まれながら十分すぎる測尺ですね。
しかも初期馴致をはじめた頃には500キロを超えてました。
私がこの馬に出資できたかどうかのポイント
まずはこれ。母馬が走っていなくても諦めない。
ヴィディアを出資していたのだから恐らくこの馬にも出資投票できていたはず。だけどシルクだし、モーリス初産駒だし、厩舎も申し分なしで人気だから当たらなかったでしょう。
ただ大本命第一希望の出資馬にはしていなかったと思います。(それはただの見た目の好み)
やはり厩舎も大事。厩舎は一口クラブと相性抜群の音無氏。代表馬はインディチャンプ、クリソベリル、スティッフェリオなどなど枚挙にいとまがない。
測尺は平均以上で合格点。前回のケイデンスコールの時から確信しましたが管囲21cm以上の太めでも十分走る。
遅生まれだからデビューも遅くなるかもしれないと勘繰らないこと。(それは募集時の馬体の完成度で払しょくできる)
ただ、この生年月日で既にこの体重。。。となってデビュー時は重すぎになりそうとなって出資投票もしなかった記憶が今になってよみがえってきました。
今回は以上です。
次からも同じようなことを延々と書きそう。
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