先日、デイトラインのデビュー戦の応援に行ってきました。
結果は惜しくも4着。
スタートから直線までの折り合いもスムーズに最後は好位から伸びてきそうな雰囲気がありました。
前評判はそこまで高くなかったのですが、まずまずの結果ではなかったでしょうか。
デイトラインはキャロットから募集された馬で、当時新規会員だった自分はこの馬しか当選しませんでした。
所謂、余っていた馬でした。
ですが父はダンチヒ系のZoffany、母はパシフィックリム(母父はサドラーズウェルズ系のシングスピール)血統からしてサンデー系が全く入ってないいかにも欧州で活躍しそうな血統。
母パシフィックリムは4戦3勝、芝の2400mマルレ賞(G2)勝利馬で中距離を走った馬でした。
キャロットには母馬優先というのがあるので、サンデー系が入っていない当馬は繁殖に上がった際に有力なサンデー系と種付けされるだろうと見込んで出資。
しかし、父Zoffanyは日本では馴染みのない競争馬ではないでしょうか。
Zoffany (画像出展https://coolmore.com/stallions/zoffany)
Zoffanyは現在アイルランドのクールモアスタッドに繋養され、オーストラリアでもシャトル種牡馬をしているようです。(確かに過去に行ったフレミングトン競馬場でZoffany産駒がちらほらいました)
現役時代は、9戦5勝(2着2回、3着1回)
名調教師エイダン・オブライエンの下、芝の短距離からマイルでアイルランドなどヨーロッパで活躍しました。
2歳時に芝1200mのフェニックスS(G1)、タイロスS(G3)に勝利。
イギリスの芝1600mで行われたセントジェームズパレスステークス(G1)では、あの14戦全勝のFrankelに3/4馬身差にまで迫る2着。
種牡馬入り後も初年度から活躍し、まだG1勝馬は誕生していませんが芝の中距離で活躍する重賞馬が出ています。
ヨーロッパではこれからも産駒の活躍が注目される1頭です。
しかし、日本でのZoffany産駒の活躍といえば、これまでに5頭ほどの登録しか無く、あまり参考になりません。
そして中央競馬での産駒はまだ未勝利。
日本のトップ種牡馬の1頭として定着したハービンジャーもZoffanyと同じダンチヒ系。
今思うとこの日本の競馬界で成功しているダンチヒ系は正直ハービンジャーだけじゃないでしょうか。
ハービンジャーは良質な牝馬がついて日本で走る産駒もこちらのほうが圧倒的に多いので比べるのも酷というもの。
ダンチヒ系のハービンジャー産駒が日本でここまで走るのも実はたまたまではないのか。。と思うようになってきました。
話はデイトラインに戻りますが、デイトラインの血統は前述の通り父はダンチヒ系、母父はサドラーズウェルズ系の芝よりの欧州血統。
Northern Dancer 12.50% 5 x 5 x 5 x 5、Halo 9.38% 5 x 4、Blushing Groom 9.38% 5 x 4のクロス。
母パシフィックリムは芝2400mで走った実績もあることから、血統的に長距離が一見向いてそうですが、デイトラインに関してはやはり過去のデータや実績が乏しいのか高橋文雅きゅう舎も当馬の使いどころ、適性距離に悩んでいるところをキャロットのクラブ情報でちらほら散見しました。
デビュー戦は芝1600mの牝馬限定戦の4着でしたが、次のレースでは距離を短縮し、1400m前後を詰めて行くそうです。(同きゅう舎のアルムブラストもそうですが、適性距離に関して判断は的確でしょうか・・・?素人の私には分からないきちんとした根拠があれば良いですが)
また、ダートで走らせてみたい。という声もちらほら聞こえます。
本当にデイトラインに至ってはまだ分かっていないところが多そうで今後のレースが楽しみです。
実績とデータからではまだ何とも言えないところがありますが、今後の活躍と、繁殖牝馬となった時には、日本のトップのサンデー系またはキンカメ系の配合を期待したいものです。
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